2010年 05月 31日
「川の底からこんにちは」 |
2009年/日本
監督/石井 裕也
出演/満島 ひかり
遠藤 雅
仕事も恋愛も中途半端なOL佐和子。ある日、彼女の父親が病に倒れ、彼女は実家のしじみ工場を継ぐことになる・・・というストーリー。
「どうせ私なんて中の下なんですよ。しょうがないんですよ」と言う主人公の佐和子。そのあきらめたような妥協っぷりが観ていて途中までは腹立たしい。彼女の口癖は「しょうがない」。彼女の同僚は言う。「何が”しょうがない”のよ?」と。しょうがないと言いつつ、何もかもあきらめていたら物事は前に進まない。現状は打破できない。そして、主人公はある日開き直る。「しょうがない」という口癖はそのままに。「どうせ私なんて中の下。しょうがないから頑張る!」と。そう。頑張るのだ。自分のできる範囲内で頑張るのだ。前を向くのだ。その姿は、潔い。
逆にダメなのは男だ。佐和子についてきたバツイチ子持ちのケンイチ。優しいと優柔不断は紙一重とはまさにこのこと。口ではエコなんて言いながら、何の実行力も持ち合わせていない男。開き直った佐和子とは正反対だった。ホント、こういう時女って強い。佐和子の周りの女性たちも皆強かった。
面白かったのは何と言っても”社歌”のシーン。いいわ~。歌詞も、歌い方も。このハジケっぷりが素晴らしい!そしてあんな格好してても満島ひかりは可愛かった(笑)。
ああ、それにしても骨投げちゃいかんでしょ。骨は。まあ、投げたくなる気持ちもわかるけど。これでも(骨だけど)くらえっ!てね。
なんだか、元気をもらえる作品。しょうがないから、とにかく頑張る!頑張る女性への応援賛歌ですね。
(ユーロスペース)
監督/石井 裕也
出演/満島 ひかり
遠藤 雅
仕事も恋愛も中途半端なOL佐和子。ある日、彼女の父親が病に倒れ、彼女は実家のしじみ工場を継ぐことになる・・・というストーリー。
「どうせ私なんて中の下なんですよ。しょうがないんですよ」と言う主人公の佐和子。そのあきらめたような妥協っぷりが観ていて途中までは腹立たしい。彼女の口癖は「しょうがない」。彼女の同僚は言う。「何が”しょうがない”のよ?」と。しょうがないと言いつつ、何もかもあきらめていたら物事は前に進まない。現状は打破できない。そして、主人公はある日開き直る。「しょうがない」という口癖はそのままに。「どうせ私なんて中の下。しょうがないから頑張る!」と。そう。頑張るのだ。自分のできる範囲内で頑張るのだ。前を向くのだ。その姿は、潔い。
逆にダメなのは男だ。佐和子についてきたバツイチ子持ちのケンイチ。優しいと優柔不断は紙一重とはまさにこのこと。口ではエコなんて言いながら、何の実行力も持ち合わせていない男。開き直った佐和子とは正反対だった。ホント、こういう時女って強い。佐和子の周りの女性たちも皆強かった。
面白かったのは何と言っても”社歌”のシーン。いいわ~。歌詞も、歌い方も。このハジケっぷりが素晴らしい!そしてあんな格好してても満島ひかりは可愛かった(笑)。
ああ、それにしても骨投げちゃいかんでしょ。骨は。まあ、投げたくなる気持ちもわかるけど。これでも(骨だけど)くらえっ!てね。
なんだか、元気をもらえる作品。しょうがないから、とにかく頑張る!頑張る女性への応援賛歌ですね。
(ユーロスペース)
by mayumi-68
| 2010-05-31 18:40
| カ行