「フレンチなしあわせのみつけ方」

　2004年／フランス
　監督／イヴァン・アタル
　出演／シャルロット・ゲンズブール
　　　　　イヴァン・アタル

　イヴァン･アタルとシャルロット・ゲンズブール共演の作品。
　
　観ているうちに、イヴァン･アタル演じるヴァンサンに、めっちゃ腹が立ってきて、「男って！」と、何度思ったことか。何で一人じゃ満足できないんだろう。妻も愛人も愛してる、なんて都合が良すぎる。いい思いをするのは自分だけ。妻も愛人も苦しんでるってことに気づけ！と思った。それにしても携帯って、浮気するには最適のアイテムよねえ・・・。

　夫が浮気している、と直感で感じて悩む妻の姿がとても切なかった。そして、こういう夫ほど、妻が浮気すると自分のこと棚に上げて怒りまくるのよね。ホント、自分勝手。

　ところで、私がこの映画を観よう！と思った理由の一つに、某有名ハリウッド俳優が出演している！という噂を聞いたから。カメオ出演だから、出番少ないかな？と思っていたら、結構重要な役どころ。それこそ、夫の浮気に傷ついた妻に一筋の光を与えるというか（笑）。

　ちなみに、音楽はUKを多用。特にレディオヘッド。どうやら映画関係者ってレディオヘッドがお好きなようで。「クリープ」が流れたときは、正直「またか！」と思いました。「クリープ」は好きな曲だけど、あまりにも有名すぎる曲を映画に使うのはいかがなものかと。集中力が切れちゃうんだよなあ。歌に気持ちがいっちゃって・・・。こんなのは私だけ？

（シネ・アミューズ）