2012年 01月 27日
「永遠の僕たち」 |
2011年/アメリカ
監督/ガス・ヴァン・サント
出演/ヘンリー・ホッパー
ミア・ワシコウスカ
加瀬 亮
ずっと観たかった作品。ようやく観賞できました。
交通事故で両親を失い、自らも臨死体験をしたしたイーノック(ヘンリー・ホッパー)。彼は他人の葬式に参加してまわるという趣味を持っていたが、ある日ガンで余命3カ月のアナベル(ミア・ワシコウスカ)と出逢う。そんな二人をイーノックにしか見えない、特攻隊で命を落としたヒロシ(加瀬亮)が見守るのだった・・・というストーリー。
「死」をテーマにしながら決して重ぐるしくなく、透明感あふれる作品。主人公の2人がピュアで美しい。さすがガス・ヴァン・サントと思える繊細さ。
イーノックを演じたのはあのデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー。端正な顔立ちで、デニスも若い頃はこんなだったかなあ?と思う。アナベルを演じたのは「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ。彼女が白くて儚げで、アナベルにピッタリだった。この美男美女カップルがこの作品の透明性をさらに際立たせたのは間違いない。
そして、ヒロシを演じた加瀬亮。朴訥ながらも誠実さが感じられた。そして「お国のため」と言いつつも、愛する人に想いを残して死んでいった彼が切ない。作品中では深く語られないけれど、ヒロシの愛する人は長崎にいたようで、そこに原爆が投下されたことを考えると・・・なおさら、切ない。
死と、愛する人と正面から向き合ったイーノックは、アナベルを失った後も前向きに生きていけるのではないか。魂は、愛した想いは永遠なのだから。そんなことを思わせるラストのイーノックの微笑みでした。
(シネマライズ)
監督/ガス・ヴァン・サント
出演/ヘンリー・ホッパー
ミア・ワシコウスカ
加瀬 亮
ずっと観たかった作品。ようやく観賞できました。
交通事故で両親を失い、自らも臨死体験をしたしたイーノック(ヘンリー・ホッパー)。彼は他人の葬式に参加してまわるという趣味を持っていたが、ある日ガンで余命3カ月のアナベル(ミア・ワシコウスカ)と出逢う。そんな二人をイーノックにしか見えない、特攻隊で命を落としたヒロシ(加瀬亮)が見守るのだった・・・というストーリー。
「死」をテーマにしながら決して重ぐるしくなく、透明感あふれる作品。主人公の2人がピュアで美しい。さすがガス・ヴァン・サントと思える繊細さ。
イーノックを演じたのはあのデニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー。端正な顔立ちで、デニスも若い頃はこんなだったかなあ?と思う。アナベルを演じたのは「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカ。彼女が白くて儚げで、アナベルにピッタリだった。この美男美女カップルがこの作品の透明性をさらに際立たせたのは間違いない。
そして、ヒロシを演じた加瀬亮。朴訥ながらも誠実さが感じられた。そして「お国のため」と言いつつも、愛する人に想いを残して死んでいった彼が切ない。作品中では深く語られないけれど、ヒロシの愛する人は長崎にいたようで、そこに原爆が投下されたことを考えると・・・なおさら、切ない。
死と、愛する人と正面から向き合ったイーノックは、アナベルを失った後も前向きに生きていけるのではないか。魂は、愛した想いは永遠なのだから。そんなことを思わせるラストのイーノックの微笑みでした。
(シネマライズ)
by mayumi-68
| 2012-01-27 19:20
| ア行