2013年 08月 02日
「終戦のエンペラー」 |
2012年/日本、アメリカ
監督/ピーター・ウェーバー
出演/マシュー・フォックス
トミー・リー・ジョーンズ
これはとても観たかった作品。天皇の戦争責任を問うべきか否かを調査するフェラーズ准将が主人公です。
ハリウッドが描く終戦後の日本。どんなものになるだろうかと期待半分、不安半分でしたが、原作が日本のものであるせいか、とても公平に描かれていたと思います。
GHQの司令官としてダグラス・マッカーサー元帥が日本に上陸。彼は日本に精通しているフェラーズ准将に、戦争責任者を探し出すよう命じる。一方、フェラーズ准将は、日本である女性を探していた・・・というストーリー。
近衛文麿のセリフが印象的でした。「日本は確かに中国を侵略した。でも、ベトナム、フィリピンだって欧州、アメリカに侵略されていたではないか」と。私が長年思ってきたのもその部分。確かに、日本は中国に侵略したかもしれない。でも、同じようにアジアに侵略していたフランスやイギリス、アメリカが責められないのは何故?結局は、日本のようなアジアの小国が同じようなことをするのを西欧の大国は許せなかったってことでしょう。このセリフを台本に入れただけでも、私はピーター・ウェーバー監督を支持したいわ。
正直、私は日本の近代史に弱く、日本が戦争に突き進んだ理由も石油輸入を止められたことが原因か・・・?ぐらいしかわからないんだけれど・・・あの時代は戦争という熱に浮かされていたのかも、とも思う。避けることはできない流だったと。
天皇陛下に戦争責任はあるのか。これは白黒つけられない問題であり、今なお曖昧なままだと思う。でも、戦争を終わらせたのは、天皇陛下でした。これは確実に言えること。昭和天皇を演じた片岡孝太郎は大変なプレッシャーだったと思うけれど、歌舞伎役者の雅なところがうまくマッチしていたと思いますね。
それにしても、自分はもっと日本の歴史を学ばなければいけないと痛感しまいたね。学校の歴史の授業って明治維新ぐらいでいつも終わってて。もしかしたら、教師たちが教えづらくて、わざと近代史を教えなかったんじゃないかと勘繰ってしまいますね・・・。
(TOHOシネマズららぽーと横浜)
監督/ピーター・ウェーバー
出演/マシュー・フォックス
トミー・リー・ジョーンズ
これはとても観たかった作品。天皇の戦争責任を問うべきか否かを調査するフェラーズ准将が主人公です。
ハリウッドが描く終戦後の日本。どんなものになるだろうかと期待半分、不安半分でしたが、原作が日本のものであるせいか、とても公平に描かれていたと思います。
GHQの司令官としてダグラス・マッカーサー元帥が日本に上陸。彼は日本に精通しているフェラーズ准将に、戦争責任者を探し出すよう命じる。一方、フェラーズ准将は、日本である女性を探していた・・・というストーリー。
近衛文麿のセリフが印象的でした。「日本は確かに中国を侵略した。でも、ベトナム、フィリピンだって欧州、アメリカに侵略されていたではないか」と。私が長年思ってきたのもその部分。確かに、日本は中国に侵略したかもしれない。でも、同じようにアジアに侵略していたフランスやイギリス、アメリカが責められないのは何故?結局は、日本のようなアジアの小国が同じようなことをするのを西欧の大国は許せなかったってことでしょう。このセリフを台本に入れただけでも、私はピーター・ウェーバー監督を支持したいわ。
正直、私は日本の近代史に弱く、日本が戦争に突き進んだ理由も石油輸入を止められたことが原因か・・・?ぐらいしかわからないんだけれど・・・あの時代は戦争という熱に浮かされていたのかも、とも思う。避けることはできない流だったと。
天皇陛下に戦争責任はあるのか。これは白黒つけられない問題であり、今なお曖昧なままだと思う。でも、戦争を終わらせたのは、天皇陛下でした。これは確実に言えること。昭和天皇を演じた片岡孝太郎は大変なプレッシャーだったと思うけれど、歌舞伎役者の雅なところがうまくマッチしていたと思いますね。
それにしても、自分はもっと日本の歴史を学ばなければいけないと痛感しまいたね。学校の歴史の授業って明治維新ぐらいでいつも終わってて。もしかしたら、教師たちが教えづらくて、わざと近代史を教えなかったんじゃないかと勘繰ってしまいますね・・・。
(TOHOシネマズららぽーと横浜)
by mayumi-68
| 2013-08-02 16:30
| サ行