「ローン・サバイバー」

　2013年／アメリカ
　監督／ピーター・バーグ　
　出演／マーク・ウォールバーグ
　　　　　テイラー・キッチュ
　　　　　エミール・ハーシュ
　　　　　ベン・フォスター
　　　　　エリック・バナ

　アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズによるレッドウイング作戦を映画化。実話が基になっています。唯一生き残った兵士の回顧録が原作です。

　2005年6月。アフガニスタンの山岳地帯で特殊任務についていた4人は、身を潜めていた山中で羊飼いと遭遇してしまう。しかし、老人と子供だったため、殺すことはできないと判断。解放するのだが、タリバンに襲撃される事態に陥る・・・というストーリー。

　4人が取った選択。子供を殺せないのは当然だし、誤った判断ではなかった。でも・・・もうちょっと自分たちの身の安全を確保してから解放でもよかったんじゃないかなあ、と思ってしまう。もちろん「その後」を知っているからそう思うんであって、もし自分がその場にいたらどうかなあ、と考えてしまうのだけれど。

　1人1人殺されていく様は観ていて辛い。でも、マーク・ウォールバーグ演じる唯一の生き残りマーカスは本当に「ローン・サバイバー」だったろうか？彼を助けてくれた村の人々がいた。ある意味彼は1人ではなかったのだ。

　ラスト、彼を助けた人に後日会えた写真がスクリーンに映し出された。彼らの笑顔に、救われた気持ちになりました。

（TOHOシネマズららぽーと横浜）