2007年 03月 14日
「さくらん」 |
2007年/日本
監督/蜷川 実花
出演/土屋 アンナ
安藤 政信
写真家の蜷川実花の初監督作品。原作は安野モヨコの同名漫画。
幼い時に吉原遊郭に売られたきよ葉。大人になり、彼女が店に立つと大人気となる。吉原でも指折りの花魁となった彼女は、ある日恋に落ちるのだが・・・というお話。
これは、吉原を舞台にしたファンタジーですね。ただ、報われぬ恋をする遊女という設定はオーソドックスですが。
色鮮やかな映像は写真家ならではの視点。ひとつひとつの場面が切り取ったように美しい。”赤”が印象的ですね。
吉原を舞台に描いているので、もちろん男女の絡みのシーンもありますが、あまりいやらしく感じられないのはやはり、女性監督だからでしょうか。肌を重ねても想いを遂げられない女の哀しみが浮かび上がっているからかもしれません。
金魚は金魚鉢の外に出てしまったら生きられない・・・。その言葉はきよ葉のその後を表現しているように思われます。たとえそうでも、彼女は後悔なんてしないでしょうけれど。
土屋アンナは決して美人ではないけれど、非常に着物映えして、ゴージャスでしたね。
そして、エンドロールで小泉今日子が出ていたことを知りました。冒頭のあの役か・・・気付かなかったよ・・・。
(ユナイテッドシネマ入間)
監督/蜷川 実花
出演/土屋 アンナ
安藤 政信
写真家の蜷川実花の初監督作品。原作は安野モヨコの同名漫画。
幼い時に吉原遊郭に売られたきよ葉。大人になり、彼女が店に立つと大人気となる。吉原でも指折りの花魁となった彼女は、ある日恋に落ちるのだが・・・というお話。
これは、吉原を舞台にしたファンタジーですね。ただ、報われぬ恋をする遊女という設定はオーソドックスですが。
色鮮やかな映像は写真家ならではの視点。ひとつひとつの場面が切り取ったように美しい。”赤”が印象的ですね。
吉原を舞台に描いているので、もちろん男女の絡みのシーンもありますが、あまりいやらしく感じられないのはやはり、女性監督だからでしょうか。肌を重ねても想いを遂げられない女の哀しみが浮かび上がっているからかもしれません。
金魚は金魚鉢の外に出てしまったら生きられない・・・。その言葉はきよ葉のその後を表現しているように思われます。たとえそうでも、彼女は後悔なんてしないでしょうけれど。
土屋アンナは決して美人ではないけれど、非常に着物映えして、ゴージャスでしたね。
そして、エンドロールで小泉今日子が出ていたことを知りました。冒頭のあの役か・・・気付かなかったよ・・・。
(ユナイテッドシネマ入間)
by mayumi-68
| 2007-03-14 19:45
| サ行