2007年 04月 09日
「フランシスコの2人の息子」 |
2006年/ブラジル
監督/ブレノ・シウヴェイラ
出演/アンジェロ・アントニオ
ジラ・パエス
ブラジルの人気兄弟デュオのゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノが人気スターになるまでを描いたお話。本国では歴代興行収入新記録を樹立したそうです。
音楽を愛する貧しい農民フランシスコは、2人の息子をミュージシャンにするために、有り金をはたいてアコーディオンとギターを買う。しかし、子供は次々に生まれ、暮らしはますます苦しくなる・・・というお話。
タイトルの2人の息子。しかし、正式には「3人」だろう。途中、事故が起こってしまい、両親が後悔し、号泣するシーンには胸が痛くなった。フランシスコも妻も、限りなく子供達を愛していた。子供に教育を与えたいと思い学校を作ったり、ミュージシャンにしたいと思ったのは、子供達に自分の大変さを味合わせたくなかったからだ。けれど、世の中はそんなに簡単にはいかない。それどころか、悲劇を招いてしまった皮肉を感じた。
フランシスコが給料すべてをコインに替えて、息子の曲をラジオ局にリクエストしまくる姿に、息子を信じる父親の愛情がにじみ出ていて、ジーンときてしまった。
そして、ラストシーン。本物の映像で、ステージに登場した兄弟と、フランシスコと妻。端から見れば確かに成功物語だが、何もかも順調だったわけではない。むしろドン底からでも人は這い上がれるんだというメッセージが、ブラジルの人たちに希望を与え、歴代興収1位という結果をもたらしたんでしょうね。
(シャンテシネ)
監督/ブレノ・シウヴェイラ
出演/アンジェロ・アントニオ
ジラ・パエス
ブラジルの人気兄弟デュオのゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノが人気スターになるまでを描いたお話。本国では歴代興行収入新記録を樹立したそうです。
音楽を愛する貧しい農民フランシスコは、2人の息子をミュージシャンにするために、有り金をはたいてアコーディオンとギターを買う。しかし、子供は次々に生まれ、暮らしはますます苦しくなる・・・というお話。
タイトルの2人の息子。しかし、正式には「3人」だろう。途中、事故が起こってしまい、両親が後悔し、号泣するシーンには胸が痛くなった。フランシスコも妻も、限りなく子供達を愛していた。子供に教育を与えたいと思い学校を作ったり、ミュージシャンにしたいと思ったのは、子供達に自分の大変さを味合わせたくなかったからだ。けれど、世の中はそんなに簡単にはいかない。それどころか、悲劇を招いてしまった皮肉を感じた。
フランシスコが給料すべてをコインに替えて、息子の曲をラジオ局にリクエストしまくる姿に、息子を信じる父親の愛情がにじみ出ていて、ジーンときてしまった。
そして、ラストシーン。本物の映像で、ステージに登場した兄弟と、フランシスコと妻。端から見れば確かに成功物語だが、何もかも順調だったわけではない。むしろドン底からでも人は這い上がれるんだというメッセージが、ブラジルの人たちに希望を与え、歴代興収1位という結果をもたらしたんでしょうね。
(シャンテシネ)

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by mayumi-68
| 2007-04-09 14:35
| ハ行
|
Comments(2)

こんばんは,この映画昨日レンタルして観ましたが,とてもあたたかい,素敵な映画でした。
ホントに,2人の息子じゃなくて,3人ですね。夭折したエミヴァルが生きていたら・・・と思うと,とても切なくなりますね。
あのお父さん,全身全霊で家族のために突っ走るところが,なんとも微笑ましかったです。たとえ,強引でもイカレてると言われても・・・。偉人の陰にはやはり人並みはずれた素晴らしい親がいるのだなあと思いました。
ホントに,2人の息子じゃなくて,3人ですね。夭折したエミヴァルが生きていたら・・・と思うと,とても切なくなりますね。
あのお父さん,全身全霊で家族のために突っ走るところが,なんとも微笑ましかったです。たとえ,強引でもイカレてると言われても・・・。偉人の陰にはやはり人並みはずれた素晴らしい親がいるのだなあと思いました。
>ななさん
この映画、いい映画でしたよね。
途中、エミヴァルが死んでしまうところは本当に哀しかったのですが、その悲しみを乗り越えて二人が頑張っていく姿にジーンときました。
フランシスコは貧しいけれど、全身全霊をかけて家族を愛していた。だからこそ、無茶苦茶に思える彼の行動も肯定できるんですよね。親の愛は偉大です。
この映画、いい映画でしたよね。
途中、エミヴァルが死んでしまうところは本当に哀しかったのですが、その悲しみを乗り越えて二人が頑張っていく姿にジーンときました。
フランシスコは貧しいけれど、全身全霊をかけて家族を愛していた。だからこそ、無茶苦茶に思える彼の行動も肯定できるんですよね。親の愛は偉大です。