2007年 10月 04日
「ミルコのひかり」 |
2005年/イタリア
監督/クリスティアーノ・ボルトーネ
出演/ルカ・カプリオッティ
シモーネ・グッリー
フランチェスカ・マトゥランツァ
いい映画でした。人間の可能性は無限にあるんだ、そう思わせてくれた作品です。
1971年、イタリアのトスカーナ地方で、10歳のミルコは父親の銃を手に取っていたところ暴発し、視力を失ってしまう。視覚障害者は特殊学校に入るという当時の法律により、彼はジェノヴァの全寮制の盲学校への転校を余儀なくされる。最初は物事すべてに絶望していたミルコだが、やがて、「音」で表現することに興味を示していく・・・という物語。
イタリア映画界で音響の第一人者、ミルコ・メンガッチの実体験を基に作られた作品。実話というのがスゴイ。ミルコが作り出す「音」は情景が見えてくるようで、キラキラしていて素晴らしかった。
子供達を型にはめようとする校長は、彼自身が視覚障害者。だが、決定的な違いは、彼は大人になってから失明し、自らそのショックから立ち直っていないことだ。彼自身が絶望しているから、子供達の可能性を否定するのだ。果敢にも、それを正面から指摘した先生は素晴らしい。こういう導いてくれる大人がいるって、子供にはとても重要なことだよね。
どんな状況でも、必ず道は開ける。自らの可能性を信じなきゃダメだ、そんなことを感じさせてくれる素晴らしい作品でした。
(シネアミューズ)
監督/クリスティアーノ・ボルトーネ
出演/ルカ・カプリオッティ
シモーネ・グッリー
フランチェスカ・マトゥランツァ
いい映画でした。人間の可能性は無限にあるんだ、そう思わせてくれた作品です。
1971年、イタリアのトスカーナ地方で、10歳のミルコは父親の銃を手に取っていたところ暴発し、視力を失ってしまう。視覚障害者は特殊学校に入るという当時の法律により、彼はジェノヴァの全寮制の盲学校への転校を余儀なくされる。最初は物事すべてに絶望していたミルコだが、やがて、「音」で表現することに興味を示していく・・・という物語。
イタリア映画界で音響の第一人者、ミルコ・メンガッチの実体験を基に作られた作品。実話というのがスゴイ。ミルコが作り出す「音」は情景が見えてくるようで、キラキラしていて素晴らしかった。
子供達を型にはめようとする校長は、彼自身が視覚障害者。だが、決定的な違いは、彼は大人になってから失明し、自らそのショックから立ち直っていないことだ。彼自身が絶望しているから、子供達の可能性を否定するのだ。果敢にも、それを正面から指摘した先生は素晴らしい。こういう導いてくれる大人がいるって、子供にはとても重要なことだよね。
どんな状況でも、必ず道は開ける。自らの可能性を信じなきゃダメだ、そんなことを感じさせてくれる素晴らしい作品でした。
(シネアミューズ)
by mayumi-68
| 2007-10-04 18:45
| マ行