2007年 11月 24日
「舞踏会の手帖」 |
1937年/フランス
監督/ジュリアン・デュヴィヴィエ
出演/マリー・ベル
ルイ・ジューヴェ
アリ・ボール
1937年のヴェネチア国際映画祭最優秀外国映画賞作品。監督は名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ。
若くして夫を亡くしたクリスティーヌは、昔の手帳を手に舞踏会デビューの夜にワルツを踊った男性達を20年ぶりに訪ねることにする。その道程を7つのオムニバス形式で描いています。
クリスティーヌの婚約を知り自殺をしてしまったジョルジュ、裏の世界に足を踏み入れたピエール、彼女への恋が叶わず神父になったアラン、山に魅せられ、山で暮らすエリック、町長になり女中と結婚するパチュセ、落ちぶれてしまったティエリー、理容師になり、妻と娘達と幸せに暮らすファビアン、そして彼女が好きだったジェラールは・・・と言うストーリー。
様々な人生があり、20年の長さを思います。幸せになっている人が少なかったけれど、20年もたてば、人は変わるし、すべてが順風満帆というわけにはいかなくなる。彼女が訪れたせいで運命が変わってしまった人もいますが・・・。
どんなに変わってしまっていても、皆クリスティーヌには優しくて紳士。それは彼女が美しいからという理由だけじゃなく、彼女の存在が、まだ若く純粋で夢と希望にあふれていた頃の自分を思い出させるからかもしれない。警察に連れて行かれるピエールが、「連行されるのはジョーだ。ピエールは君に残していくよ」と告げるシーンがそれを物語っている。
ラストのジェラールのエピソード。哀しく切ないけれど、彼女の今後が明るいものであることを示唆するラストでもある。素敵なオムニバス映画でしたね。
(DVD)
監督/ジュリアン・デュヴィヴィエ
出演/マリー・ベル
ルイ・ジューヴェ
アリ・ボール
1937年のヴェネチア国際映画祭最優秀外国映画賞作品。監督は名匠ジュリアン・デュヴィヴィエ。
若くして夫を亡くしたクリスティーヌは、昔の手帳を手に舞踏会デビューの夜にワルツを踊った男性達を20年ぶりに訪ねることにする。その道程を7つのオムニバス形式で描いています。
クリスティーヌの婚約を知り自殺をしてしまったジョルジュ、裏の世界に足を踏み入れたピエール、彼女への恋が叶わず神父になったアラン、山に魅せられ、山で暮らすエリック、町長になり女中と結婚するパチュセ、落ちぶれてしまったティエリー、理容師になり、妻と娘達と幸せに暮らすファビアン、そして彼女が好きだったジェラールは・・・と言うストーリー。
様々な人生があり、20年の長さを思います。幸せになっている人が少なかったけれど、20年もたてば、人は変わるし、すべてが順風満帆というわけにはいかなくなる。彼女が訪れたせいで運命が変わってしまった人もいますが・・・。
どんなに変わってしまっていても、皆クリスティーヌには優しくて紳士。それは彼女が美しいからという理由だけじゃなく、彼女の存在が、まだ若く純粋で夢と希望にあふれていた頃の自分を思い出させるからかもしれない。警察に連れて行かれるピエールが、「連行されるのはジョーだ。ピエールは君に残していくよ」と告げるシーンがそれを物語っている。
ラストのジェラールのエピソード。哀しく切ないけれど、彼女の今後が明るいものであることを示唆するラストでもある。素敵なオムニバス映画でしたね。
(DVD)
by mayumi-68
| 2007-11-24 12:30
| ハ行