2008年 07月 02日
「馬上の二人」 |
1961年/アメリカ
監督/ジョン・フォード
出演/ジェームズ・スチュワート
リチャード・ウィドマーク
ジョン・フォード監督作品。主演はジェームズ・スチュワート、リチャード・ウィドマーク。いいなあ、この二人。大好きな俳優達です。ちなみに西部劇ですが派手な撃ち合いなどなく、人間の心理を扱ったものとなっています。
1880年、保安官のマケーブは、グランド砦の司令官フレーザー少佐から数年前に拉致された白人の子供達の救出を依頼される。旧友のゲイリー中尉と共に救出に向かったマケーブはコマンチ族の酋長とうまく話をつけ、白人の少年と娘を連れ帰るが・・・というストーリー。
マケーブを演じたのはジェームズ・スチュワート。ひょうひょうとしていて金にがめつい。ジェームズ・スチュワートが演じているからイヤな奴にならないが、他の俳優が演じていたらメチャクチャイヤな奴かもしれない。
逆にリチャード・ウィドマーク演じるゲイリー中尉は正義感が強く、すごくいい人!リチャード・ウィドマーク、騎兵隊の軍服が似合っていてカッコイイ。この人は悪役として有名だけれど、こういう善人の役もよく似合う。この間93歳で亡くなったんですよね。偉大な俳優でした。
連れ帰った少年はすでにコマンチの一員として育てられていたため手がつけられない状態。娘はコマンチの妻だったため、皆に白い目で見られる。この作品でジョン・フォードが本当に糾弾しているのはインディアンではなく、白人達なのだ。変わり果てた少年を受け入れることができず、娘の過去を水に流せない。彼女はどうすることもできなかったのにもかかわらず、だ。マケーブはそんな彼らの態度を軽蔑する。彼はいい加減なようでいて、真実を見抜いていたのだ。さらわれた子供達がどうなってしまうのか、たとえ連れ帰っても、親達は受け入れられないと・・・。
少年とオルゴールのエピソードはあまりにも悲痛で何とも言えない気持ちになったがラスト、マケーブが何もかも捨てて、娘と再出発するシーンはホッとしました。それが救いでした。
(VIDEO)
監督/ジョン・フォード
出演/ジェームズ・スチュワート
リチャード・ウィドマーク
ジョン・フォード監督作品。主演はジェームズ・スチュワート、リチャード・ウィドマーク。いいなあ、この二人。大好きな俳優達です。ちなみに西部劇ですが派手な撃ち合いなどなく、人間の心理を扱ったものとなっています。
1880年、保安官のマケーブは、グランド砦の司令官フレーザー少佐から数年前に拉致された白人の子供達の救出を依頼される。旧友のゲイリー中尉と共に救出に向かったマケーブはコマンチ族の酋長とうまく話をつけ、白人の少年と娘を連れ帰るが・・・というストーリー。
マケーブを演じたのはジェームズ・スチュワート。ひょうひょうとしていて金にがめつい。ジェームズ・スチュワートが演じているからイヤな奴にならないが、他の俳優が演じていたらメチャクチャイヤな奴かもしれない。
逆にリチャード・ウィドマーク演じるゲイリー中尉は正義感が強く、すごくいい人!リチャード・ウィドマーク、騎兵隊の軍服が似合っていてカッコイイ。この人は悪役として有名だけれど、こういう善人の役もよく似合う。この間93歳で亡くなったんですよね。偉大な俳優でした。
連れ帰った少年はすでにコマンチの一員として育てられていたため手がつけられない状態。娘はコマンチの妻だったため、皆に白い目で見られる。この作品でジョン・フォードが本当に糾弾しているのはインディアンではなく、白人達なのだ。変わり果てた少年を受け入れることができず、娘の過去を水に流せない。彼女はどうすることもできなかったのにもかかわらず、だ。マケーブはそんな彼らの態度を軽蔑する。彼はいい加減なようでいて、真実を見抜いていたのだ。さらわれた子供達がどうなってしまうのか、たとえ連れ帰っても、親達は受け入れられないと・・・。
少年とオルゴールのエピソードはあまりにも悲痛で何とも言えない気持ちになったがラスト、マケーブが何もかも捨てて、娘と再出発するシーンはホッとしました。それが救いでした。
(VIDEO)
by mayumi-68
| 2008-07-02 12:30
| ハ行