2008年 07月 13日
「眼下の敵」 |
1957年/アメリカ
監督/ディック・パウエル
出演/ロバート・ミッチャム
クルト・ユルゲンス
これは面白かった!潜水艦ものにハズレなし。実は観る前は戦闘機ものとばかり思っていたんだけれど、戦艦ものだったのね~。
アメリカ駆逐艦対ドイツ潜水艦の艦長同士の知恵比べなんだけれど、これがとても面白い!何より、二人の艦長の人物像が魅力的。ロバート・ミッチャム演じるアメリカ側の艦長は元商船の船長だった男、クルト・ユルゲンス演じるドイツ側艦長は根っからの軍人で息子二人を戦争で亡くしている男。どちらも、こんな上司の下で働きたいと思わせるぐらい素晴らしい人物なのだが、私は特にクルト・ユルゲンスの艦長に惹かれましたね~。ドイツ人だがヒトラー嫌い。爆雷に怯え、取り乱した部下に、「軍人は戦争で死ぬことが仕事だ。だが、死なせはしない」と言い切る頼もしさ。的確な読みと判断。友人でもある部下を最後まで見捨てない人間としての素晴らしさ。アメリカ映画なのに、敵であるドイツ人をここまで公平に、英雄的に描いた作品は類を観ないのでは?と思う。私は一気にクルト・ユルゲンスのファンになりました!あのブルーの瞳、たまらなくクールで、渋くカッコイイ。
爆雷が投下されるシーンの迫力、魚雷が発射される際の緊張感、そしてラストの敵ながら相手を讃え、認め、助けるという、戦争映画でありながら、なんと後味のいいことか!男達の映画ですね。好きな作品となりました。
(地上波)
監督/ディック・パウエル
出演/ロバート・ミッチャム
クルト・ユルゲンス
これは面白かった!潜水艦ものにハズレなし。実は観る前は戦闘機ものとばかり思っていたんだけれど、戦艦ものだったのね~。
アメリカ駆逐艦対ドイツ潜水艦の艦長同士の知恵比べなんだけれど、これがとても面白い!何より、二人の艦長の人物像が魅力的。ロバート・ミッチャム演じるアメリカ側の艦長は元商船の船長だった男、クルト・ユルゲンス演じるドイツ側艦長は根っからの軍人で息子二人を戦争で亡くしている男。どちらも、こんな上司の下で働きたいと思わせるぐらい素晴らしい人物なのだが、私は特にクルト・ユルゲンスの艦長に惹かれましたね~。ドイツ人だがヒトラー嫌い。爆雷に怯え、取り乱した部下に、「軍人は戦争で死ぬことが仕事だ。だが、死なせはしない」と言い切る頼もしさ。的確な読みと判断。友人でもある部下を最後まで見捨てない人間としての素晴らしさ。アメリカ映画なのに、敵であるドイツ人をここまで公平に、英雄的に描いた作品は類を観ないのでは?と思う。私は一気にクルト・ユルゲンスのファンになりました!あのブルーの瞳、たまらなくクールで、渋くカッコイイ。
爆雷が投下されるシーンの迫力、魚雷が発射される際の緊張感、そしてラストの敵ながら相手を讃え、認め、助けるという、戦争映画でありながら、なんと後味のいいことか!男達の映画ですね。好きな作品となりました。
(地上波)
by mayumi-68
| 2008-07-13 17:30
| カ行