2004年 12月 20日
「ブエノスアイレスの夜」 |
2001年/アルゼンチン・スペイン
監督/フィト・パエス
出演/ガエル・ガルシア・ベルナル
セシリア・ロス
「オール・アバウト・マイ・マザー」のセシリア・ロスとガエル・ガルシア・ベルナル共演の2001年作品。
20年前に軍事政権下で拷問を受けたカルメンは、以来、男性と性的接触ができなくなっていた。そんなとき、電話の留守電で偶然耳にした青年・グスタポの声に惹かれ、彼を朗読係として雇うが・・・というお話。
このお話、とんでもない悲劇です。不幸の連鎖とはまさにこのこと。ラスト、カルメンが泣いているグスタポを抱きしめて、「そんなに悪い結末じゃないわ。だから泣かないで」って言うんだけれど、グスタポにとっては、これ以上悪いことなんてあるのか?って感じよね。ホント、グスタポ、可哀想でした。
そんなグスタポを演じたのがガエルくん。笑顔も泣き顔も可愛いっ!母性本能がくすぐられるってまさにこのことよね。抱きしめてあげたくなる泣き顔でした。ガエルくんには年上の女性が似合うのも、なんか納得。
カルメンを演じたセシリア・ロスも素敵でした。「オール・アバウト・マイ・マザー」では、包容力のある母親の顔をしていたけれど、この作品では過去の傷によって、恋愛に一歩踏み出せない女性を繊細に演じてました。
ただ、この作品、効果音というか、音楽がイマイチ。ベタな音使いというか・・・。正直、音が邪魔!と思いました。
あと、前半部分はたぶん、R指定だと思うので、万人向けではないですね・・・。
(シアター・イメージ・フォーラム)
監督/フィト・パエス
出演/ガエル・ガルシア・ベルナル
セシリア・ロス
「オール・アバウト・マイ・マザー」のセシリア・ロスとガエル・ガルシア・ベルナル共演の2001年作品。
20年前に軍事政権下で拷問を受けたカルメンは、以来、男性と性的接触ができなくなっていた。そんなとき、電話の留守電で偶然耳にした青年・グスタポの声に惹かれ、彼を朗読係として雇うが・・・というお話。
このお話、とんでもない悲劇です。不幸の連鎖とはまさにこのこと。ラスト、カルメンが泣いているグスタポを抱きしめて、「そんなに悪い結末じゃないわ。だから泣かないで」って言うんだけれど、グスタポにとっては、これ以上悪いことなんてあるのか?って感じよね。ホント、グスタポ、可哀想でした。
そんなグスタポを演じたのがガエルくん。笑顔も泣き顔も可愛いっ!母性本能がくすぐられるってまさにこのことよね。抱きしめてあげたくなる泣き顔でした。ガエルくんには年上の女性が似合うのも、なんか納得。
カルメンを演じたセシリア・ロスも素敵でした。「オール・アバウト・マイ・マザー」では、包容力のある母親の顔をしていたけれど、この作品では過去の傷によって、恋愛に一歩踏み出せない女性を繊細に演じてました。
ただ、この作品、効果音というか、音楽がイマイチ。ベタな音使いというか・・・。正直、音が邪魔!と思いました。
あと、前半部分はたぶん、R指定だと思うので、万人向けではないですね・・・。
(シアター・イメージ・フォーラム)
by mayumi-68
| 2004-12-20 21:06
| ハ行