2008年 10月 19日
「荒馬と女」 |
1961年/アメリカ
監督/ジョン・ヒューストン
出演/クラーク・ゲイブル
マリリン・モンロー
モンゴメリー・クリフト
原題は「THE MISFITS」。男と女の感覚の違いを描いているもの。クラーク・ゲイブル、マリリン・モンロー、モンゴメリー・クリフトの豪華競演。脚本はモンローの元夫アーサー・ミラー。監督は名匠ジョン・ヒューストン。ゲイブルとモンローの遺作になってしまった作品でもあります。
離婚したばかりのロズリンは、カウボーイのゲイと知り合い、恋に落ちる。ゲイはロズリンを伴って、野生馬の捕獲に出かけるが、野生馬の運命を知ったロズリンは頑なに反対する・・・というストーリー。
カウボーイの男達の言い分はわかる。でも、やっぱり私もロズリンと同意見。ドッグフードにするために、何も親子の馬を殺さなくたって!そう思ってしまう私はやはり「女」なのでしょうか。
でも、ゲイもあの親子の馬を見て何かを感じ取ったはず。ロズリンもゲイも結婚に失敗し、家族を構成できなかった身だ。そんな二人にとって、あの3匹の馬の家族は特別な意味を持ったかもしれないと思えるのだ。
マリリン・モンローはいつになくアンニュイな役。美しく、男なら彼女に惹き付けられずにはいられないが、彼女自身は孤独を抱えている。退廃的でさえある。素のマリリンに近いのかもしれない。元夫アーサー・ミラーは、妻に最適な役を書いたのだろう。そして、彼女は見事にその気持ちに応えている。あと、マリリンは昔からゲイブルのファンで、彼との共演を楽しみにしていたという。そして、そんな彼女にゲイブルはとても優しかったとか。そんな二人の遺作になってしまうとは、誰が予測できただろうか。
でも、この作品は二人の遺作ということを抜きにしても、二人の良さが十分に出ている作品だと思う。二人の名優に、ただただ合掌。
(DVD)
監督/ジョン・ヒューストン
出演/クラーク・ゲイブル
マリリン・モンロー
モンゴメリー・クリフト
原題は「THE MISFITS」。男と女の感覚の違いを描いているもの。クラーク・ゲイブル、マリリン・モンロー、モンゴメリー・クリフトの豪華競演。脚本はモンローの元夫アーサー・ミラー。監督は名匠ジョン・ヒューストン。ゲイブルとモンローの遺作になってしまった作品でもあります。
離婚したばかりのロズリンは、カウボーイのゲイと知り合い、恋に落ちる。ゲイはロズリンを伴って、野生馬の捕獲に出かけるが、野生馬の運命を知ったロズリンは頑なに反対する・・・というストーリー。
カウボーイの男達の言い分はわかる。でも、やっぱり私もロズリンと同意見。ドッグフードにするために、何も親子の馬を殺さなくたって!そう思ってしまう私はやはり「女」なのでしょうか。
でも、ゲイもあの親子の馬を見て何かを感じ取ったはず。ロズリンもゲイも結婚に失敗し、家族を構成できなかった身だ。そんな二人にとって、あの3匹の馬の家族は特別な意味を持ったかもしれないと思えるのだ。
マリリン・モンローはいつになくアンニュイな役。美しく、男なら彼女に惹き付けられずにはいられないが、彼女自身は孤独を抱えている。退廃的でさえある。素のマリリンに近いのかもしれない。元夫アーサー・ミラーは、妻に最適な役を書いたのだろう。そして、彼女は見事にその気持ちに応えている。あと、マリリンは昔からゲイブルのファンで、彼との共演を楽しみにしていたという。そして、そんな彼女にゲイブルはとても優しかったとか。そんな二人の遺作になってしまうとは、誰が予測できただろうか。
でも、この作品は二人の遺作ということを抜きにしても、二人の良さが十分に出ている作品だと思う。二人の名優に、ただただ合掌。
(DVD)
by mayumi-68
| 2008-10-19 16:30
| ア行